History2Chart機能説明

今回は自作ツールHistory2Chartの機能説明をしたいと思います。


Histroy2Chart(以下H2C)の特徴を簡単に説明するとトレード履歴をチャートに表示して視覚的にそのトレードの戦略を分析していこうというものです。

H2CはMetatrader4(以下MT4)インジケータとして作成しています。Metatrader5用にも作れると思いますが、私自身使っていないのでMT4用に作成しています。



トレード履歴をチャートに表示できる

これはH2Cの最も基本的な機能です。トレード履歴を見ただけではそのトレードの戦略を把握するのはかなり困難です。チャート上にポジション取りを表示することによって理解が深まります。

CSVデータ


H2C表示

読み込めるデータはバックテストの結果(HTML)とMyfxbookのエクスポート結果(CSV)です。さらに別ファイルでゴゴジャンで販売中のEAのフォワードテスト結果(CSV)も読み込むことができます。基本的に何でも読み込めるように対応していきたいですね。



タイムシフトに対応

サーバ時間設定が異なるMT4同士だとトレード履歴の時間のズレも発生します。チャートに表示後、確認しながらクリックで1時間進めたり遅らせたりすることができます。



サマータイム表示に対応

外部から取得したトレード履歴にはサマータイムを含んでいるものも少なからずあります。ヨーロッパとアメリカで異なるのでさらに複雑です。H2Cでは2つのサマータイムの設定を用意しており、任意で切り替えたり設定のON/OFFができます。



データ保存機能

チャートに表示した履歴はCSVデータとして保存することができます。特にバックテストの結果(HTML)をCSVに変換できるため、あとでExcelで分析するときに役立ちます。追加する情報としては「ポジション保有時間」「MFE(最大順行幅)」「MAE(最大逆行幅)」です。もっともMFEとMAEを正確に計算するにはヒストリカルデータが揃っていることが前提ですが。



ユーザーインターフェース(UI)の充実

個人的にMT4で開発するのが7年ぶりくらいなりですが、その間にMT4ではボタンを作ったり、チャート操作をできたり、イベント関数が使えたりと仕様が大きく変わりました。それまでは読み込むデータを使用者がいちいち入力したりと面倒な部分がありました。

読み込むトレード履歴はボタンのクリックで選択できるようになりました。またメニューなども展開と折りたたみができるようになりました。これにより分析する際にメニューが邪魔になりません。

具体的にどんなメニュー画面なのか・・・開発中ということもあり恥ずかしいので画像は無しです。折りたたんだ画像は上記の画像に入っていますが。



H2Cは今のところ自分用に使用しています。様々なEAを分析して結果をブログに載せていきたいと思います。

History2Chart FXトレード履歴をチャートに表示

MetaTrader4を使用した自動売買におけるバックテスト履歴やCSVデータをビジュアルでわかりやすくチャート上に表示する自作ツール。表示だけでなく、エントリーのエッジも計測可能。各種データを分析し、似たような戦略を持つEAを作成し運用するまでを目指していく。twitter(@junalab)